投資信託・ETF

私が投信積立を見直そうと決心した理由

投信積立を初めて1年半くらい経ちました。積立を実施する証券会社を変えたり銘柄を変更したりと投資方針がぶれぶれだったのですが、それでも現在は評価額が127万円まで増えました。

しかしつみたてNISAのイベントやファンドオブザイヤーに参加したりしているうちに、「はたしてこのまま投信の積立をつづけてよいのか?」と疑問に感じるようになりました。

今回は私が投信積立の見直しを決心した理由をお伝えします。

結局は入金額がすべて

別に投信に限った話ではないですが、結局のところ投資金額が最も重要であるという事実はとても大事だと思います。投資金額が多ければ購入できる商品の幅も広がりますし、ローリターンの商品でも利益は大きくなります。

私はセミナーで吊らおさんやASKさんなど有名な個人投資家さんにもお会いしたことがありますが、投信の評価額が半端なかったです。多い方で1億は超えていたと思います。本名と顔出しはNGなのもうなずけます。持っている資産がすごいですからね。

この方たちは決して成績の良い投信を引き当てたからこれだけの資産を築けたわけではありません。

リーマンショックでも辛抱強く待ち続けた忍耐も重要な理由の一つですが、私は投資金額が桁違いだったことも大きいと思います。

一般的なサラリーマン家庭でしたらボーナスを除けば月10万円程度が限度だと思います。共働きであればもっと増やせるかもしれませんが、万が一の備えも必要ですからフルインベストメントはきついはず。

ですが上記の方々はおそらく1年間に一般的なサラリーマンの年収相当の金額を投資に回しているはずです。そうでなければ1億なんて到達しません。おそらく共働きで一人分の給料で生活し、残りはすべて投資に回していたのではないでしょうか。

一方私のポートフォリオの場合ですと月8万円積立てたとしても、1億に到達するのにおよそ33年かかります。これは期待利回りから計算したので実際はどうなるのかわかりません。彼らはたしか10年程度で到達したとおもうので資金の増加スピードは3倍以上差があります。

つまりなぜ彼らが多額の資産を築けたというと、もともと世帯年収が高く投資できる資金額も多かったからという至極当然な結論になります。

では彼らほど手取り収入がない私のような一般投資家も彼らと同じ投資戦略をとれば良いのかというとそれは一概には言えないと思います。

資金力があれば低リスクの商品で運用してもかなりの金額が稼げますが、私の積立金額程度ではおこづかいの足しになる程度です。

すくなくとも彼らと同じように投信を厳選して積み立てをするよりも、その労力を自分の手取りを増やすことに回したほうがパフォーマンスが良いでしょうね。

投資信託はだれでも簡単に投資ができますが、それ自体に保有資産や生活水準を良い方向へ劇的に改善する力はあまりありません。ローリスク・ローリターンだから当然です。

なので投信の信託報酬やアセットロケーションの決定にいちいち労力を費やすのは非常に効率が悪いと思います。そう考えるようになって私は投信ブロガーの記事はよまなくなりました。

正直投信を積立するのなら楽天VTとかバランスファンドだけで十分なので他の投信ブロガーさんの投資哲学をしってもあまり参考にならないような気がします。もはや信託報酬の差なんて大したインパクトは持ちません。

投信工房を始めたのも投信ブロガーさんの記事がきっかけだったのですが、今後そういうことはもうないでしょうね。

投信は貯金ではない

投信は決して貯金ではありません。元本割れの可能性のあるリスク商品です。

投信を積立してお金が必要になったから一部を解約しようとしても、市場状況によっては資金が減ってしまう可能性があります。いつでも換金できるからといって貯金感覚でやっていると痛い目をみます。

すくなくとも使用用途が決まっている資金で投資するのはご法度です。

でも現役世代で”数年くらいは使用予定のない余剰資金”がある人ってそんなにいるのでしょうか?数か月遊ばせてもよいお金がある人はいると思いますが、数年先となるとどうなるかわかりません。今後も勤め先が安泰だという保証もないですからね。

つみたてNISAは非課税期間が20年と長いですが、たぶん多くの現役世代が10年も経たないうちに投信を解約すると思うんですよね。家族構成も変わる可能性がありますしまとまったお金が必要になるときが必ずやってくるとおもいます。

現役世代のようなお金をどんどん使う世代が大量の資金を投信に投入するのははたして最善と呼べるのか疑問です。

そう考えるとつみたてNISAもあまり魅力的な制度ではないのではないかとも思うようになりました。20年も保有できる人なんてほとんどいないので、多くの個人投資家はつみたてNISAを最大限活用できないと思います。

まだ個別株や海外ETFが購入できる一般NISAのほうが良い気がします。個別株で一発あてても非課税になるチャンスがありますからね。

NISAはまだいつでも換金できるからよいですが、iDecoだったら最悪です。iDecoは定年を迎えないと原則解約できませんから。

今は市場が好調だからよいですが、不景気になって保有投信の評価額の下落と本業の業績悪化のダブルパンチがきたらどうなるのでしょうか?

まとめ

長くなりましたが、私の結論は以下の通りです。

  • 投信はどんなに努力してもリターンは変わらないし、最適なアセットロケーションを予測することは不可能なので投信に関する勉強は割に合わず非常に効率が悪い。
  • 現役世代はお金の出入りも激しいので、すぐに使わないからといって余剰資金を貯金感覚で投信を購入するのは危険、投信は貯金ではない。
  • つみたてNISAを利用しても非課税期間(20年)よりも早く解約する可能性がたかいので、つみたてNISAをあえて利用する必要はないのでは?むしろ投資先の多い一般NISAのほうが利便性が高そう。
  • 投信に労力を費やすよりも年収を上げる努力(副業・転職etc)のほうが費用対効果が高い。
  • 投信の勉強よりもハイリスク・ハイリターンの商品(個別株など)を研究したほうが期待リターンがずっとよいのでは?資金が少ないのなら多少リスクを負わないと資産は増えない。

まあ当たり前のことを言っているだけです。

とりあえず投信の積み立て額と銘柄を大幅に削減し、別の商品の購入を検討します。楽天証券で投信のクレジットカード購入でポイントが付くようになるのでそのタイミングで大幅な見直しに着手しようと思います。