資産運用

SNSで広がる情報商材に手を出す前に考えてほしいこと

某FXコミュニティの記事を削除してもう4か月たちましたが、時々コミュニティに関する相談を受けることがあります。たいていの方は実態を知り辞退されますが、最近某FXコミュニティ関係者がかかわっていると思われる別の商材の相談も来るようになりました。

最近目立つのはやはり仮想通貨関連の商材で、有望なICO情報とか自動売買(おそらくMAM口座のようなもの)のようです。

今回はそのような情報商材に手を出す前に知ってほしいことを書いていきます。

共通する特徴

現在ではSNS上で様々な儲け話や情報商材の勧誘がありますが、共通する特徴をあげます。

すべてLINE上で完結する

Facebookで広告を出しているケースもありますが、多くの場合は勧誘から契約まですべてLINE上で行われている点です。

最初はチャットでやり取りしますが、具体的な話はLINE電話で口頭で聞くことになります。おそらく口頭であれば相手にネットで検索する隙を与えずに対象者を説得できるからでしょう。

LINEでは電話しながらチャット画面を見ることができるため、電話で勧誘しながら契約のURLをチャットで送信できます。あとは口頭で細かく指示を出して契約する感じですね。

決済もクレジットカードであれば完全にオンラインで完結します。なので言わなければだれにも気づかれることなく契約完了です。

やっかいなのはLINEでは公権力でもない限り当事者以外がこれらのやり取りを検証する手段がないことです。それこそ当事者がリークしない限り外に知られることはないでしょう。

ネット上であまり情報がでてこないのもこの仕様が原因です。実際某コミュニティの情報は私がリークする前はほとんど情報がありませんでしたから。

本来は親しい仲でプライベートなやり取りができる機能なのですが、うまく悪用された形となっております。

将来の不安を煽る

情報商材に興味を持つ人たちはたいてい定職についていてお金はそこそこあるけど、金銭面で将来に不安感じている人達です。

このような人たちの心理を突いて情報商材の購入を誘導してきます。実際某コミュニティの会員は多くが3、40代で20代は少ないです。

その場で決断を迫る

電話で詳細を話した後その場で契約を迫ってきます。もちろん大っぴらにはやりませんよ。一応後日連絡することも許容はしますが、期間限定とか早く始めたほうが得だとかいって契約を誘導してきます。あと契約を躊躇していると理由を聞き出して論破しようとしてきます。

私の場合はネットワークビジネスの案件を紹介された時がひどかったです。怪しいのはわかっていたのでLINEで電話して話だけ聞いた後断ったら、なかなか引き下がらなくて結局態度を豹変させて電話を切られました。

運営者の詳細が不明

これは商材によって様々ですが、公式サイトがなく運営者のFacebookページしかないケースもあります。また運営団体の詳細や代表者の経歴などが検証できないこともあります。あと社員数が不明またはとても少ない(10名以下)のケースも多い気がします。

すべてLINE上で完結してしまうため、契約書類等は当然ありません。

そのためネット上で情報が乏しいともうどうしようもありません。

同業者同士で横のつながりがある

こういった案件を勧誘する人たちは複数いますが、お互いに何らかの接点があるみたいで、商材の内容や勧誘手順とかが似通っていることが多いです。

例えば某コミュニティの関係者が独立して情報商材を販売していたりしますが、内容も自動売買システムや仮想通貨、あるいは投資コミュニティなどみんな某コミュニティのノウハウに似通った商材を販売しています。販売手順もほとんどおなじでやはりLINE上で行われます。

情報商材に手を出す前に

さて本題ですが、上記を読んで「これって怪しくない?詐欺じゃないの?」と感じる方がほとんどだと思います。こんなのに引っかかるの?と思われる方もいるかもしれません。

でもね・・・

金銭欲とか、漠然とした不安からの回避欲求がこのような冷静な判断をにぶらせてしまうのですよ。

だから詐欺被害はなくなりませんし、だれでも被害者になってしまう可能性はじゅうぶんあるのです。

もちろんSNS上の情報商材はすべて詐欺!と決めつけてすべての案件情報をブロックしまえば一番安全ですが、もし興味をもってしまったら以下のことを考えてみてください。

彼らは営利団体

まず大前提として彼らは慈善団体ではありません。営利団体です。

そのため自分たちの利益を最大化することを目的として動いています。

決してあなたの利益を最大化するための組織ではありません。

なんで自分たちで運用しないのか

これは相談者によく言っているのですが、そもそも資産を何倍にもできる手法もしくは金融商品ならなぜ自分たちで運用または購入しないのでしょう?

だって他の方を勧誘するのだって手間もコストもがかかっているのですよ?そんなことするよりもその手法を用いて運用に注力したほうが断然もうかるはずです。

なぜそうしないのか?それは自身で運用するよりも他人にノウハウや商品を売ったほうが楽に儲けられるからです。

世の中の金融商品には大きなリターンが見込めてなおかつ低リスクな商品なんて存在しません。リスクを負ってこのような商品で運用するよりも他人の不安を煽って商材を買わせるほうがお手軽に儲けられるのでしょう。

ちなみにネットワークビジネスの場合はねずみ講に近いので言うまでもないです。

見ず知らずの他人を養う人っている?

情報商材を勧誘する人に商材を紹介する理由を聞くと

人々にお金の不安を払拭して誰でも希望する生活ができるようにするため

みたいなことが返ってきます。もちろん人や商材の性質によって異なりますが、少なくとも自分たちにメリットがあるからなんて絶対言いません。

とても崇高な理由のように感じますが、見ず知らずの他人にこのようなことする人っていますかね?赤の他人にお金を渡して養ってあげるのとほとんど変わりませんよ。

仮に非常に利益が出る商材を開発し、実際に莫大な利益を手にしたら普通の人だったら旅行とか家や車買うとか仕事辞めて趣味に没頭するとか、かならず自分の欲を満たすことを優先して実行するはずです。他の人に商材を勧誘するなんてやりますか?

他の人に還元するにしてもせいぜい親しい人たちくらいでしょう。無条件に赤の他人に奉仕できるわけがない。

ではなぜ他人に商材を勧誘するのか?答えは下記のような感じでしょう。

  • 商材自体が自分たちが利用するものではなく最初から他人に売るために開発されたものだから。
  • 商材を使って自分たちで運用できないもしくは安定的に利益を上げることが難しいから。
  • そもそも他人が参加することが前提のビジネスモデルであり、他人を巻き込まないと自分たちがもうからないから。

まとめ

あたりまえですが情報商材の販売は営利行為です。なのでどのように儲けようとしているのかを考察するとかれらの行動の意味がある程度読めてきます。そういうのを踏まえた上で自分にメリットがあると考えるのであれば購入してみてもよいのかもしれません。

ただし多くの方が手をだして後悔していることは肝に銘じてください。

一番手っ取り早いのは

SNS上ではびこっている情報商材には最初から手を出さない

これにつきますね。