コンプレッションウェア

アディダス ALPHASKINの評価

久しぶりのコンプレッションウェアレビューです。今回はこれまでとは異なり高価格帯のものを購入してみました。最近発売されたアディダス「ALPHASIN」のエリートモデルです。

ALPHASKINとは

ALPHASKINが他のメーカー製のウェアと大きく異なる点は「筋連動」を意識して設計されていること。スポーツは1つの筋肉だけが運動するわけではありません。複数の筋肉が一緒に連動することで様々な動作を実現しています。

ALPHASKINは筋連動を妨げないことを特に重視して設計されています。動きを妨害する要素を最小限にすることで、人間が元来持つ能力を引き出すことができるようになるわけです。

逆にいえばアスリート自信の能力以上のパフォーマンスは得られないということです。これを着たからといって記録が良くなるわけはありません。この点はどのウェアでも同じだとは思いますが。

ALPHASKINにはTEAM, ATHLETE, ELITEの3モデルがあり、ELITEモデルが最も多機能となっています。

「3Dコンストラクション」と「キネティックライン」というのが筋連動を妨げないアディダス独自の技術で、すべてのモデルで導入されています。ELITEモデルは着圧がかなり高いらしく、価格も1万円を超えるためほとんどの方はATHLETEモデルを購入する気がします。

ですが私はあえてELITEモデルを購入してみました!見た目がかなり特徴的ですし、YAHOOのポイントを消費したかったので。

着圧がすごい

早速着てみました。確かに着圧がかなりあります。アンダーアーマーとは比べ物になりません。着圧が高い分着用もちょっと手間がかかります。

ALPHASKIN ELITE ALPHASKIN ELITE

特に腕の着圧は高く、私の腕の太さでももうパンパンです。

店頭に置かれていたパンフレットにも書かれていましたが、着用して直立すると違和感を感じます。ですが実際にこれを着てトレーニングを始めると違和感はなくなりました。そもそもこれは体を動かしている状態で機能するように作られているため、動かない状態だと違和感を感じるとは当然なのかもしれません。

生地に走る模様も特徴的です。模様が腕に平行に並んでいるわけではなく、斜めに走る模様が腕に巻き付いているイメージです。具体的にはあまり動かない部位「アンカーポイント」からよく動く部位「ブレイクポイント」に向かって捻転してラインが走っているらしいです。

人間の体は全身が連動して捻転して動いているため、テーピングや包帯のように「体に巻き付ける」ように生地を配置することで、肌に対する密着性が向上するのだとか。

トレーニング中は特に不快感等は感じませんでした。ウェアに対して特に意識することもなかったです。不快感どころかむしろ動きやすいような気がしました。また高い着圧によって関節が変な方向に動きにくくなっている印象を受けます。「動きを妨げず、体の適切な動きを促す」というコンセプトどおりでした。

ボンディング加工

ELITEモデルが他モデルと異なる点としては、このボンディング加工という縫製方法です。これは糸で縫い合わせるのではなく、接着剤で生地同士を張り合わせることでシームレスなウェアをつくることができます。シームレスウェア自体は特にアディダス独自というわけではありませんが、他のシームレスのコンプレッションウェアはニットが使われていることが多く、接着剤を使用しているというのはアディダスが初めてなのではないでしょうか。

ALPHASKIN ELITE

コンプレッションウェアは伸縮性が高いため接着剤による縫製だと伸縮に耐えきれずにはがれてしまう恐れがあるはずです。これを克服したのはすごい。

生地の裏側は、接着部分が上からテープで保護されているため接着剤の成分が肌に触れることもありません。

ALPHASKIN ELITE

総評

かなり好印象です。人間の構造を注意深く観察し、素材の配置の一つ一つを人間の動きに合わせて最適化することによって、極限まで人間の動きを妨げずかつ関節を正しい方向へ導いてくれます。

現在ではコンプレッションウェアを製造するメーカーが増えて性能差があまり感じられなくなりつつありますが、この手のウェアをさらに改良できたアディダスの技術力と理念は素晴らしいと思います。欲を言えばカラーバリエーションを増やしてほしいところですが。

値段は高いですが、スポーツ活動をしていてトレーニングをそれなりに実施している方でしたら買って損はないと思います。予算的に厳しい方はATHLETEモデルを選んでも良いでしょう。

アディダスがこんなに良いとは思いませんでした。今度からアディダスに統一しようかな。