投資信託

つみフェス2017に参加して思うこと その1

 

先日虎ノ門ヒルズにて開催されましたつみフェス2017に参加しました。イベントの概要はすでにほかの方が紹介していると思いますので、ここでは私が気になった点について触れていきたいと思います。

金融庁は本気

会場に着くとなぜか浴衣姿の金融庁職員の方々のお出迎えがありました。官公庁の方々とは思えない華やかな雰囲気でびっくりですよ。みんな美人ですしね。しかもわざわざこのイベントのためにTシャツまでつくり、内閣府副大臣の越智隆雄氏に着ていただくという徹底ぶり。一瞬民間のイベントなのかと勘違いしそうでした。ここまでこったイベントを企画しているのですから、金融庁はつみたてNISAの普及に本気ですね。

特徴的なのは既存メディアではなくブロガーやSNSの口コミを重視している点でしょうか。つみたてNISAはとくに投資初心者や若年層の資産形成を促すねらいがありますから、この層がよく利用するメディアを活用し広報しているようです。

ただ来場された方々の多くがすでに投資経験者ばかりで、ほっといてもつみたてNISAを利用する人たちばかりだったのはちょっと残念ではあります。このイベントに参加するには金融庁に直接申し込みしなければならないのですが、申し込みはほとんどの方が投信ブロガーの記事経由だと思います。しかし投信ブロガーの記事を見るひとたちってもともと投資に興味のある人たちですから、結局集まったのはもともと投資している人たち、いつものメンツ、いつものブロガーばかりになってしまったのでしょう。この層の人たちばかりにアピールしてもしょうがないのです。投資に無関心な人たちを振り向かせるのが重要ですからね。

投信ブロガーをつかってバズらせる以外の広報の仕方も考えたほうが良いかもしれません。投資に興味のない層はそもそもこういうイベントに興味を示さず検索もしなさそうなので、できるだけ不特定多数の人に広報する努力も必要な気がします。初心者や投資経験の浅い人限定のイベントを開催するとか、公共施設にちらしをおきまくるのはどうでしょうか?

つみたてNISAとiDeCoの活用法

一般の方々のつみたてNISAとiDeCoの活用法をプロが評価するという企画がありまして、そこでは4人の方の発表がありました。結構みんなつっこまれていましたね。つっこまれている点はおおまかにいうと非課税メリットがあるのにリターンの少ない預金や元本保証型の商品を購入している点、アクティブ投信を利用している点でした。唯一北海道から参加されたなるたくさんの活用法はプロも絶賛されていましたので、ここではなるたくさんの活用法をご紹介します。

  • つみたてNISA:先進国株式インデックスファンド:新興国株式インデックスファンド=1:1
  • iDeCo:先進国株式インデックスファンドのみ
  • 非課税枠をすべて使う
  • 期待リターンの大きい株式クラスをつみたてNISAとiDeCoに割り当てる
  • 口座ごとではなく、資産全体でアセットロケーションを組む
  • 目標資産配分は日本株式10%、先進国株式40%、新興国株式20%、先進国債券10%、日本債券20%とする。これをつみたてNISA、iDeCo、特定口座で割り振る。
  • 妻のつみたてNISA枠も活用する。

アセットロケーションは個人の好みで良いとは思いますが、それ以外は多くの人にとって参考になるでしょう。わたしだったらすべて株式にして新興国の比率を上げますね。

余談ですが、私はiDeCoよりもつみたてNISAを優先して利用したほうが良いと考えます。iDeCoの60歳まで引き出せないという制約は結構重いと思うんですよ。ライフスタイルが今後変化しないひとだったら良いとは思いますが、もし状況が変わって出費がかさんだ場合、iDeCoの資産を利用することができません。お金って運用するのも大事ですが、それを使うのももっと大事だと思います。

非課税枠を無理にすべて使うのではなく、少額のお金をつみたてNISAで運用し、余裕があればiDeCoを使うのが良いのではないかと。iDeCoは開設してしまうと手数料がかかりますからその点も注意したほうがよいでしょう。とくに預金や元本保証型商品、リターンの低い債券で運用した場合、利益が手数料でふっとんでしまう恐れがあります。