暗号通貨

私が考えるsteemitの6つのデメリット

前回ブロックチェーン技術を利用したSNSの「Steemit」を利用する予定だと書きましたが、検証を続けるうちにSteemitの欠点をいくつか感じました。Steemitに参加したい方の助けになれば幸いです。

運営側のレスポンスが悪い

SMS認証を終えてからもう1週間以上たつのにSteemitから登録完了のメールが来ないんですよ。Steemitってまだベータ版らしいので、まだスムーズな運用ができていないのかもしれませんが、これではユーザーは増やせないでしょう。

 

パスワードを忘れると二度とログインできない

これはSNSを利用するにあたり、かなりのデメリットではないでしょうか?ブロックチェーン仕様のためなのか、いちどSteemitから配布されたパスワードは一度忘れてしまうと運営側もどうしようもないらしく、その場合は再登録するしかないそうです。過去に投稿した記事の所有権はなくなってしまいます。

そもそもSteemitにおいてパスワードをユーザーが覚えていることは危険なのです。覚えやすいということは逆に言うと類推されやすいことであり、パスワードを突破されやすいことを意味します。Steemitは、データベース全体(ハッシュされたパスワードのデータベースを含む)を公開ブロックチェーンに置きます。公開である以上このデータベースにクラッカーもアクセスできるのです。そのためパスワードのデータベースが容易にハッキングされないようにパスワードの管理はかなり厳しいものになっているようです。実際登録時に配布されるパスワードはランダムでかなり長い文字列であり、バックアップや紙に残しておくことを強く推奨されています。

今後のアップデートで仕様が変わる可能性はありますが、他のSNSよりもパスワード管理は煩雑であることは間違いないと思います。パスワード管理ソフトは必須です。

でもSNSって結構しょうもない内容の記事も多いし、ここまで厳密である必要あるのでしょうかね?報酬がからんでくるというのも理由なのでしょうけど。

 

記事を削除してもブロックチェーン上に永久に残る

記事の内容はブロックチェーン上に書かれます。そのため仮に記事を訂正したり削除してもその履歴はすべてブロックチェーン上に保存され、内容をブロックチェーン上から完全に削除することはできません。

これはうっかり個人情報を投稿してしまうと、その情報を消すことは不可能であることを示しています。ブロックチェーンは公開されているためだれでも変更履歴をみることが可能ですから、もし悪意のある人がそれを見るとまずいことになりかもしれません。

 

流通する暗号通貨の仕組みが複雑すぎる

SteemitはSteem、Steem power(SP)、Steem dollars (SMD)の暗号通貨が利用できますが、それぞれの仕組みが複雑すぎます。仕組みが複雑だとこれらを有効に使いこなせない可能性があり、ライトユーザーはやめてしまうかもしれません。

SPを多く保有するユーザーはSteemitコミュニティに対して強い影響力があります。そのため記事のジャンルや内容がSP保有者の意向に左右されやすく自由に発言しにくくなる恐れがあると思います。

 

トップブロガーがSteemitを使う理由がない

現在Steemitの日本人ユーザはかなり少なく、あまり活発とは言い難いです。Steemit内のほとんどの記事は英語で書かれている以上、依然として英語で記事を投稿したほうが報酬が期待できます。Steemitのブロックチェーンを利用した国産のサイトができると良いのですがどうでしょうか?

また記事のジャンルも偏りが多い印象を受けます。日本語の記事の場合、料理や写真の記事のほうが評価が高く、自然と同ジャンルの記事が増えるようです。ブログのジャンル次第では、いくら記事を投稿しても評価が上がらないかもしれません。上でも書きましたが、履歴を削除できないので無難な内容の記事がほとんどを占めてしまうのだと思います。

すでに稼いでいるトップブロガーはわざわざ自分のサイトや独自ドメインを手放してまでSteemitに参加する理由は皆無でしょう。上記の理由から現状のSteemitコニュニティにはそこまで魅力があるわけではないですし、そんな手間をかけるのなら既存のブログに記事を投稿するほうが建設的です。Steemitの報酬が高いのであれば別でしょうけど。

またSteemitで価値のある記事が書ける人は、正直他のブログサービスでも十分稼げる可能性がありますし、それこそ独自ドメインでブログ運営したほうが良いと思います。日本はブログサービスが充実していますし、Steemitのブログ機能はWordpressのそれとは比べ物になりません。

英語の記事を投稿する人またはSteemit内で話題に上がりやすいジャンルが得意な人であれば、Steemitを利用するメリットがあるかもしれませんね。

 

日本人の気質に合わない

日本では手軽で比較的匿名性の高いSNSのほうが受けが良いとおもいます。TwitterがFacebookよりも人気なのはそのためですね。一方Steemitは厳格なパスワード管理と発言に対する責任(発言の履歴は永久に残り削除できないため)が事実上要求されています。報酬が発生する以上当然といえばそうなのですが、手軽ではないのでライトユーザーからすれば重荷でしょう。したがって自分の意見を主張するよりも叩かれにくい写真や料理がメインコンテンツになってしまうのだろうと思います。ただその場合競合サービスも多いんですよね。

 

まとめ

今回は悪い面ばかり目立ってしまいましたが、まだベータ版ですから今後改善する可能性もあると思うので、今後も注目していきたいですね。

私の場合旅行先の写真や料理の写真はSteemitに投稿したほうが効率的かもしれません。ただ独自ドメインを取得しましたし、基本的にこのブログを優先するつもりです。個人的にはSteemitはSNSよりもニュースサイトとかのほうが向いているのでは?と思いました。歴史的事実が政府や特定の団体に改ざん恐れがありませんから。